保護者からいただいた便りです
 
 LS-CC松葉杖訓練法を体験された子どもの保護者から届いた便りを紹介します。
 これからも届く便りを追加して載せていきます。
 参考にしたり、どんな訓練法なのか知るのに使って欲しいです。

 
 知的障害による運動発達遅滞なのでは?
 いろんな診察結果によって、医師からの宣告もいろいろ…
 この子どもについては下記に記してあります。
  桃花ちゃんのお母さんからです。
 
 「この子は歩けるようになりませんか?」と訓練会に加入された時に言われていたお母さん、あれから何年が経過したのだろうか?
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 「一生寝たきりかもしれません」と言う医師の宣告。「身体障害者手帳の脳性麻痺」という記載、これらで感じた事は、歩けなくても動けなくてもいい、生きていればいいと思った。笑顔がただ可愛かった。
 道行く人々に「じろじろ」見られたり、わざわざ戻って来て見られたり、見知らぬ人に「お母さん、頑張りなさいよ!」と声をかけられたりと。嫌でたまらなかった。こんな嫌いな思いから逃れようと、こども車いすマーク≠フ啓発活動にのめり込んだ。
 今は見られても何を言われても全然平気になった。訓練会で親の心が鍛えられたからなのかも知れないが…。
 療育園の担任に、「お母さん、今の集合住宅では間もなく手狭になりますよ。玄関に車いすの入るようなスペースが、家の中も座位保持椅子やプロンボード等で装具だらけになりますよ。バリアフリーの広めのお家に引っ越さないとね」と言われた。
 3階に住んでいて、抱っこで上がるのも限界がきていた。階段昇降機付きのバリアフリーの家を買って引っ越した。引っ越しのために姉は転校した。今は階段昇降機が要らなくなった。今なら集合住宅でも住めそう! 家の中もバリアがあっても大丈夫になりそう! 階段昇降機だけでも150万円もしたのに。でも、将来的には私達親が乗れば良いか?
 療育施設では適切なハビリが受けられていると思い込んでいたが、大まちがいだった。
 医師の指示通り、股関節脱臼を防ぐためにスワッシュを装着した。今は思い出しただけで恐ろしい。あの時に療育施設を逃げ出していなかったなら、どうなっていたか予測が今ではつく。
 訓練会に入って泣いたら止める訓練から、泣いてもなだめておだてて上手く継続する訓練に変わった。常に一歩先のことを考えながら、ハビリテーションを行い続けることの大切さを知った。
 我が子の場合はコロナの渦が幸いし、特にこの1年は毎日集中特訓のように、ハビリテーションを親子で継続出来た。
◎ 他の訓練ではあり得なかったこと。
 訓練会のメンバーのお母さん達からの励ましとアドバイス。それと指導者からの数々の宝物のような言葉。40分間、ただ施されるのを見ているだけでは何も変わりません。ハビリテーションは受けるだけでなく、親子して家庭でも努力しなければ…!
 入会した日に言われた言葉。「お母さん、全部頑張ってね。家事も・育児も・他の兄妹も・お父ちゃんの事も・何もかも手を抜かないでね。」と。あの時に自分の中でエンジンがかかったのが分かりました。嬉しかった。それまでは、お母さん、「頑張らないでいいよ。笑顔でいればいいよ。家事なんて手抜きでいいよ。」と、周りの支援者から言われ続けていたからです。
 諦めて受容した我が子の人生を180度変えてくれたのが松葉杖訓練法の指導者です。
 たどたどしくも歩き、単語を話し、トイレに行き、元気に学校に通い、体の成長と共に心も成長し、娘は豊かな生活を送れていると胸を張って言えます。今では!

  
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 制作:LS-CC松葉杖訓練法 湯澤廣美